実は「光触媒」は今から約50年前、東京大学で発見されました。
東京大学での発見から実用化までは非常に長い時間が掛かりましたが、現代になってようやく製品として実用化されるようになりました。
東京大学による特集記事「光触媒の新世界」はこちら: https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/features/f_00057.html
「光触媒ってぶっちゃけ何なの?」「消毒液とどう違うの?」とよくお問い合わせをいただきますので、光触媒の機能や役立ちポイントをお伝えします!
少し難しい箇所があるかもしれませんが…しっかりお伝え出来ればと思います。
光触媒コーティングとは
光触媒コーティングとは『酸化チタンに光を照射するとそのエネルギーにより、水が水素と酸素に分解される原理を用いた抗菌・抗ウイルスの方法』です。
※当然ながらこの世のすべての菌・ウィルスに有効というわけではありません。が、新型コロナウィルスについては有効性が証明されています。
光触媒とは
そもそも光触媒とは何か? それは冒頭で紹介した東京大学の「光触媒の新世界」でも説明されています。
酸化チタン(TiO2)に光を照射すると、そのエネルギーによって水が水素と酸素に分解される――。
「光触媒」とは、光のエネルギーによって、化学反応を促進する物質全体を指します。
光触媒の新世界 | 東京大学
【光触媒の作用は2つあります】
1つ目は酸化還元作用です。
コーティング面(酸化チタン)に光を当てると、電子と正孔が生成され、これが空気中の水分と反応して、非常に強力な消毒作用となる活性酸素(O2.-)とヒドロキシラジカル(OH.)発生させます。どちらも非常に反応性が高く、ウイルスや汚れにくっついて無害な物質(CO2)にまで分解します。
ウイルスも有機物なので、CO2にまで分解することが可能なのです。
つまり、酸化チタンによって、光が当たる限り空気中の水分をもとに消毒効果のあるものを発生し続けることが出来るのです。都度アルコールを吹き付ける必要がなく、塗装面付近の空間を消毒し続ける作用があるのです。
そして、室内の蛍光灯程度の光があれば、ウイルスのような小さい物質に対しては分解が十分可能となります。
この有害物質分解作用はすでに製品化されているものもあり、病院でも使われています。
【新しい環境技術として大阪府のHPにも掲載されています】https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/6800/00028096/gijyutu_8_.pdf
2つ目は超親水作用です。
酸化チタンに光が当たると、その表面が超親水性となります。
超親水性とは、水と面との界面張力差を極力下げることで実現し、ガラスや鏡が水蒸気で曇ったり汚れが付いたりするのを防止します。超親水性の表面で水が表面と汚れの間に入り込んで汚れを浮き上がらせるのです。
これは自動車のミラーにも使われており、酸化チタンを表面にコーティングしておけば、視界が遮られないし汚れも付きにくいということになります。
光触媒がなぜwithコロナ時代に有効なのか?
結論、光触媒コーティングはアルコール消毒よりも「痒い所に手が届くから」です!
アルコール消毒は手軽にウイルス除菌ができ、即効力はあります。が、一度除菌しても新たに付着したウイルスまでは除菌できませんので都度、アルコール消毒する必要性があります。また、壁や天井などの人の手が届きにくい場所は十分に除菌しにくかったりします。
逆に光触媒は手の届かないところも、アルコール消毒を実施できない時間帯でも1回コーティングすれば、じわじわ効果を発揮し、施工箇所を常に清潔に保ち続けることができます。
つまり、アルコール消毒の弱点を補ったウィルス除菌方法が
光触媒コーティングなのです。
人の出入りが多い場所では、いくらこまめにアルコール消毒を行ったとしても、コロナ対策は十分とはいえません!
光触媒とアルコール消毒を上手く併用することで、ワンランク上の安心・安全が実現できます。
安価にかつ短時間でどこにでも手軽に施工できるよう現代の技術でリニューアルされた「光触媒2.0」
それが「イオニアミストPRO」なのです。